安心と安全 Part2
- T.I
- 2016年5月7日
- 読了時間: 2分
「“安全”とは、受け入れられないリスクの無いこと」
私たちの生活の周りには、たくさんの安全基準があります。安全が満たされているならば、それは私たちの“安心”にもつながるでしょうか。
それには、「その基準値の根拠は何か」を知る事が必要です。
これについてはブルーバックスの「基準値のからくり」という本に非常に詳しく載っています。
それによると、基準値は必ずしも冒頭の「受け入れられないリスクが無いかどうか」を根拠に作られているとは限らない様です。
また私たちが何に、より“安心”するかを考えると、限りなくリスクゼロとなる方を選ぶのではないでしょうか。
安全基準はその性質上、リスクゼロを目指すのは不可能です。
例えその基準が「受け入れられないリスクが無いかどうか」を根拠に作られていたとしても、それが自分にとって受け入れられるレベルかどうか確認しない事には“安全”=“安心”とはならないでしょう。
生鮮野菜に関する安全基準は、残留農薬基準、放射性物質基準、含有硝酸態窒素基準(欧州)といったものがあります。これらの基準の根拠について調べてみるのも面白いかもしれません。
因みに野菜に付着した微生物性に関する基準は無く、衛生管理指針のみが定められています。
また、加工食品には義務付けられている賞味期限や消費期限についても生鮮野菜には基準はありません。
これらは、自分の目や鼻で感じる、味を見て確認する、という事の様です。
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