職人か商人か
- T.I
- 2016年6月21日
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以前勤めていた会社では、営業技術を担当していました。社長からは“使い古しの歯ブラシでも売り切る営業力を身につけろ”と鍛えられたものです。農業に転職するときにも「今、そしてこれからの農業に必要なものは栽培技術ではないっ、営業力だ!」と強く感じていました。書店に行けば野菜の栽培に関する書籍がごまんとある、とすれば栽培技術はある程度確立されているはず、ならばどう売り切るかに時間を費やす方が良いではないか、と考えていたのでした。しかし最近少し考えが変わり、営業は確かに大事ですが、最高レベルの品質の野菜をある程度まとまった量栽培する技術をしっかり身に着ける事の方が今は大事だな、と。幸い、“おいしい やさしい うつくしい”(と私が感じた)野菜達にめぐり合う事が出来、今はこの子達がより多くの方々にも“おいしい やさしい うつくしい”と感じて頂ける、そんな野菜に仕立てたいという気持ちを強く持ちつつ、このお野菜を広く発信する手段を考えています。

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